こんにちは。あつーんです。
引き続き、Google音声文字変換についてお届けしています。
今回のテーマは「使い方」と「周辺機器」です。
設定やインストールについては、主にiPhoneユーザー向けに書いていますので、アンドロイドユーザーの方々は最初のほうは読み飛ばしていただいてもよいかもしれません。
使い方
買ってきたスマホを箱から出して、いよいよ初期設定。期待と不安が入り混じりますね!でもご心配無用。wifiに繋いで、画面の指示に従って言語や国を選択し、指紋を登録し・・・と既視感のあるプロセス。iPhoneユーザーも違和感なく進められると思います。
初期設定は、Wifi接続だけでうまくできた、という人もいますが、普段使っているスマホからSIMカードを移し替えてSIM有りの状態で行ったほうが間違い無い思います。一度初期設定さえしてしまえば、SIMカードを抜いてしまっても問題なく使えます。(SIMカードってどこにあるの?という方はこちら)
そんなわけで、SIMフリー端末を購入する際は、念のため自分のモバイルプロバイダを店舗スタッフに告げて、対応しているモデルを選んだほうが良いかもしれません。
また、Googleアカウントをお持ちでない方は、あらかじめパソコンなどで作っておいたほうがスムーズです。
端末の初期設定が終わったら、今度は音声文字変換アプリをインストールします。Google Pixelなど、このアプリが元々入っていて、有効化するだけで使えるモデルもあるようです。
上記リンクの内容の中から、特に通訳者にとって必要であろうと思われる項目を以下に抜粋します。
使いそうな言語をダウンロードし、その中から常に使う「メイン言語」と「サブ言語」の2つを指定して、ワンタッチで切り替えが可能です。(いつか自動で認識してくれるようになってほしい。)オーストラリア、インドなど、さまざまな英語がありますが、結局、それらの英語であってもアメリカ英語が最も精度が高いように思います。
前回も書きましたが、セキュリティ上の配慮から、オフラインでの利用をお勧めします。
履歴の設定はオフのままにします。これで、24時間経過したら履歴が自動で消去されます。(オンにしてしまうと、3日間保存されます。)
ただし、こちらはオンライン(クラウド)上のデータについてです。常にオフラインで使っている場合には、外から消しにくることが無いため、履歴は端末に残り続けますので、能動的に消去する必要があります。業務終了後にすぐ履歴を消したい場合はこちら
さて、これで使う準備が整いました。
日本語でも英語でも、指定した言語で話しかけてみて下さい。ちゃんと認識されていれば設定完了です。
筆者は会議室の一番前の席に座って逐次通訳をした時に机に置いて使ってみましたが、数メートル離れた講師の声をちゃんと拾えていました。
周辺機器
目の前にいる相手の声を拾うことができるようになったら、次は同通のイヤホンアンプやリモート通訳の時に使うパソコンなどからの音声を端末に入力する方法をご紹介しましょう。周辺機器の出番です!!
以下を使えば、イヤホンで聴けるものならば何でも音を取ってこれるようになります。
分岐ケーブル
ステレオミニジャックの音声ケーブル
Type C-TRS変換ケーブル
早速これらのお勧めを紹介していきます。
分岐ケーブル
まず、分岐ケーブルから。音源に対して、イヤホンとアンドロイド端末の両方を接続できるようにするためのものです。
DuKabel 2分配ケーブル
筆者がこれを選んだ決め手は、こちらやこちらのレビューでした。確かに、音の減衰が感じられません。・・・というか、むしろ、イヤホンアンプの差し口が余っているときに別々に挿すよりも、これで分岐させたほうが音が大きくなる気がしています。
これを使って音源から2つに配線を分岐させたら、片方にイヤホンを、もう片方にはオーディオケーブルをつなぎます。例えばこんな感じのものを。
ステレオミニジャックの音声ケーブル
長さは1mくらいあったほうが使いやすいでしょう。「3.5mm、3極、ステレオミニジャック、オーディオケーブル」などのキーワードで検索すると見つかります。この手のケーブルはAUXケーブルとか、TRSケーブルとも呼ばれています。
UGREEN製のものを例として貼りましたが、特にお勧めのブランドはありません。ただ、ある程度ちゃんとしたものを選んだほうが良いと思います。
まずは、これをアンドロイド端末のイヤホンジャックの穴に挿してパソコンと繋いで、Youtubeなどを再生して文字変換するかどうか試してみましょう。これでうまくいく機種と、そうでない機種があります。おそらく、できない機種のほうが多い気がします。
Type C-TRS変換ケーブル
イヤホンジャックで音声入力できない場合は、USB-Cケーブルを使わなければなりません。その際に必要となるのが、オーディオケーブルをUSB-Cに変換するためのアダプターです。
Boya by K4 ショートUSB Type-Cオスから金メッキメス 3.5mm TRSアダプターケーブル
以上の3つがあれば、これまでイヤホンを挿していたところから音声を分岐してアンドロイド端末に入力し、音声文字変換を使うことができるようになります。
図にまとめると、こんな感じです。

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次回は、ご自身で考えて選びたい、あるいは、これらが品切れで買いたくても買えない場合のために、ケーブル選びのポイントをお伝えします。
本日もお読みくださってありがとうございました!
あつーんでした。