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通訳者の「Google音声文字変換アプリ」活用術(中編)

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みなさんこんにちは。あつーんです。

前回に引き続き、Google音声文字変換アプリをテーマにお届けします。

目次

・始め方

・使い方

・おすすめ周辺機器

まずは注意事項です。

・あくまで私が試してうまくいったやり方をご紹介するものであり、これが唯一無二の正解ではありません。また、結果を保証するものでもありません。

・ご購入した製品の詳細や初期不良、故障といったトラブルについては購入元にお問い合わせください。

・いずれ陳腐化してしまう情報(例:バージョンXX以降なら動く、など)は割愛し、基本的な考え方を記します。

では早速、本題に移りましょう!

始め方

前回も書いたように、このアプリはアンドロイド端末でしか使えません

iPhoneユーザーはもちろん買うしか選択肢がないわけですが、アンドロイドユーザーも、試してみて気に入ったら、専用機としてもう一台用意することをおすすめします。

音声文字変換をしている最中に、ネット検索やメールチェックといった他の作業を一切できないというのは不便ですし、いかなる端末も、インターネットとつながっている以上、侵入されたり攻撃の足がかりとして使われたりする可能性はゼロではありません。

ネットやメールをしていないときも、私たちのスマホはインターネット経由で様々な信号をやり取りしています。「音声文字変換は危険」という認識がクライアントやエージェント間に広まってからでは手遅れです。ぜひ専用機での運用をお願いしたいと思います。

端末を選ぶ際は、発売されて1〜2年以内の新しいモデルを選んでおけば間違いありません。新しいモデルでさえあれば、低価格のローエンド機種でもちゃんと動きます。

中古端末をネットで購入した人も周りにいますが、問題なく使えているそうです。(あくまで、中古端末の安全性や信頼性ではなく、このアプリとの相性の話をしています。筆者はバッテリーの持ちが心配だったので、安い新品を購入しました。)

2024年末、某秋葉原の家電量販店Yでは、筆者の「2万円以内(税込み、値引き後)」という予算に合うSIMフリー端末は3~4台しか選択肢がありませんでした。その中で、もはや消去法に近い考え方でモトローラ製のローエンド、メモリー128GBの機種を選んだのですが、決め手となったのは以下の2点でした。

・データセキュリティの観点から、中華系メーカー以外

・モトローラの操作性は(この選択肢の中で最も)基本のアンドロイドOSに近い

この2つ目、iPhoneしか使ったことのない方には何のことかさっぱり分からないと思うのですが(筆者もそうでした)、Yの店員さんいわく、アンドロイドはi-phoneと違って基本のOSに対し、各メーカーがカスタマイズして個性を出している、というんですね。

色々と余計なもの(オリジナルのコンシェルジュ・アプリとか)が入っていると嫌だなぁ、シンプルなのがいいなぁ、と思ったのでモトローラにしました。取越苦労だったかもしれませんし、これが端末としてベストな選択だったのかどうかは分かりませんが、今のところおおむね満足しています。(強いて言うなら、私が持っているiPhoneやiPadに比べて指紋認証の認識が弱い気がしています。)

ちなみに、メーカーのカスタムが入っていない基本のアンドロイドに近いものが欲しい、という人は他にもいるようで、質問サイトにアドバイスを求める書き込みも多く見受けられました。この観点から探したいという方は「ピュアアンドロイド」「純アンドロイド」などのキーワードで検索すると、そのときどきのおすすめ機種が見つかると思います。

もともとアンドロイド派の方は、今使っているスマホと同じメーカーの下位機種を、あるいは、ちょうど買い替えを検討していたなら、今使っているものを文字変換専用機に降格させ、メイン端末を買い替える、というのも一案だと思います。

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というわけで、きりの良いところで今日はこのへんで。

次回は、初期設定をはじめとする「使い方」のご紹介です。

今日もお読みくださってありがとうございました。

あつーんでした。

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ABOUT ME
あつーん
フリーランスの会議通訳者。得意分野はIT、国際関係、自動車、モータースポーツなど。元米国大統領、経済学者など著名人講演の同時通訳も多数。通訳界では自他ともに認めるガジェットおたく。パフォーマンスを最大化してくれる優れモノの道具を求め日々研究中。