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暗い場所におすすめのタイマーとは(おまけ)

前回INKBIRDのタイマーをご紹介したとき、「動いている最中も光り続けているものは、筆者の知る限りこれともう一つしかない」と書きました。どんなタイマーなのか気になっている方もいらっしゃると思いますのでご紹介しておきますね。

それがこちら。

カクセー PATTO PT-05 デジタルタイマー

1300(メーカー希望小売価格・税込)

 

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*製造元や販売サイトのリンクはこの記事の末尾にあります。

こちらは電池式です。

これ、ボタンの設計だけでいうと、INKBIRDより優れているかもしれません。ぶっちゃけ、私が理想とするタイマーを具現化したかのようなユーザー・インターフェースなのです。

右のダイヤルを回して時間を設定します。ダイヤルはボタンも兼ねていて、押すとスタート/ストップできます。時間を設定してスタートすればカウントダウン、ゼロ状態でスタートすればカウントアップ。リセットはその左隣のRESETというボタンを押します。アラーム音が鳴らないようミュート設定ももちろん可能。

そして何がすごいって、左端のQUICKというボタンを押すと5、10、15・・・と、5分刻みで時間設定ができるんですよね。通訳者の交代はたいてい10分か15分なので、ダイヤルを回さず文字通りクイックに設定できます。

というわけで、とーーっても使いやすいのですが、残念な点が3つ。しかもこの便利さをもってしても使おうという気になれないほどに致命的なのです。

1つ目、スタンドで立てたときの角度が直立しすぎている。見えないことはないんですがね。あとちょっとだけ倒れてほしい。画像ではそれほどでもないのですが、実物はかなり直立してます。ちなみに、角度が気に入らない場合、スマホリングなどを裏にくっつけると解決します。(スマホリングの例)なので、もし気になる点がこれだけだったなら、十分おすすめできたと思います。

2つ目の残念な点、これが決定的なんですが、左2つのボタンの操作音がうるさいんですね。同時通訳ブースでは許容できないくらいに大きな音がするのです。カシャン、カシャン、とプラスチックとバネが響くような音です。同時通訳でなくとも、複数名で交代している場合、パートナーに迷惑がかかってしまうレベル。ダイヤルのほうのボタンの操作音は静かなので、実に惜しいです。(メーカーさん、どうにかしてくれないかな。「カシャン」じゃなくて「カコッ」って感じだと嬉しいです。)

そして3つ目は、2つ目のポイントほどではないにせよ、これまた致命的でして、時間が来ると点滅して知らせてくれるのですが、それが地味すぎる・・・。消音設定すると、分と秒の数字の間に小さな点が現れるのですが、それがさりげなーく点滅するのみなのです。夢中になって通訳していたら、多分気づかないでしょう。(INKBIRDのタイマーは、表示全体がとにかく派手に点滅して教えてくれます。)

というわけで、残念ながら通訳グッズとしての「おすすめ認定」は叶わなかったのですが、料理や学習用など、通訳以外の用途にはとても良い商品だと思うのでご紹介しました。

今日も読んでくださってありがとうございました。あつーんでした。

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製造元サイトPATTO PT-05 デジタルタイマー

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ABOUT ME
あつーん
フリーランスの会議通訳者。得意分野はIT、国際関係、自動車、モータースポーツなど。元米国大統領、経済学者など著名人講演の同時通訳も多数。通訳界では自他ともに認めるガジェットおたく。パフォーマンスを最大化してくれる優れモノの道具を求め日々研究中。